2016/11/18

派遣エンジニアの方が出世され、企業の発注側へ

先日、Pさん(42歳、某IT企業のインフラ担当マネージャー)と久々にお会いする機会がありました。Pさんと最初にお会いしたのは、約20年前、ITバブルの頃です。

当時のPさんは、就職活動がうまくいかず、興味を抱いたIT業界にチャレンジしたくて、IT系スクールに通っている若者でした。

「ネットワークやサーバーってこれからも社会の大切なインフラなので、この分野で自分を磨きたい」

Pさんの意思は明確でした。しかしながら、社会人経験もなくITスキルも伴わない状況では、ご紹介できる求人はほとんどありませんでした。まずは就職が大切と考え、IT業界でもなくエンジニア職でもない求人も提案しましたが、頑固なまでに自分のやりたいことに対してまっすぐな気持ちをお持ちでした。

当時、国内にはデータセンターを起ち上げるホスティングサービスやハウジングサービスを展開する企業が増えていました。特徴としては、インフラを絶対に停止しないことがポイントでした。





24時間365日シフト制での監視・運用の仕事であれば、未経験のネットワークエンジニアにチャンスが生まれつつありました。

「Pさん、勤務時間とか休みとかを気にせずに働くつもりはありますか?」

唐突な問いかけに、即答できないPさんがいました。

電力、水力、電話、信号機などのインフラが止まれば、日常生活に影響が出てきます。インフラ周りの仕事は業界を問わず、停止を許されないものばかりです。反面、安定的な運用ができるためには、自動化された部分と人手による監視・チェックなども必要になります。



データセンターでは、突発的なアラートがいつ発生するかわかりません。
発生次第、速やかに対応を図り、トラブルを解消しなければいけないため、有人監視がどうしても必要になります。自分の希望や都合に合わせて働けないシフト制について、Pさんも抵抗感がありました。

就業時間はPさんの希望に沿わないものの、データセンターで実機に触れながら実務経験を積み、空いている時間で勉強してベンダー資格を取得すれば、次のキャリアが拓けるはずであることを熱心に伝えました。

その熱意が通じたのか、Pさんはご自身で3年以内という期限を設けてご提案したデータセンターの監視業務に従事されました。

その後、Pさんはサーバー運用、ネットワーク設計・構築業務などで経験を積み上げました。
派遣先であった某IT企業の採用担当者から、Pさんを正社員として雇用したい旨の打診を受けたのが今から6年前の話です。
やがて、Pさんは正社員として、実務とマネジメントスキルを高める道を選択しインフラ担当マネージャーとして活躍されていました。

そして今、Pさんはプロジェクトの人事発注権を持たれるまで出世され、この度、Pさんのもとで働くインフラエンジニアを探したいというリクエストを私たちに連絡してきてくれたのです。

「やる気とガッツさえあれば、当社の現場で育てますよ。その代り、本人が本気でチャレンジする覚悟がある若者に限ります。」

Pさんは、かつての自分と同じような境遇で成長したいという意欲があるエンジニアを育てていきたいという気持ちをお持ちです。温かさと厳しさを伴ったPさんの期待に応える為に今、私たちはベストな候補者を探しています。

私たちは、30年以上にわたる実績の中で、多くのエンジニアの方の仕事やプロジェクトを支援してまいりました。Pさんのように、もともとはアデコの派遣エンジニアであった方が人事権を持たれるまでに活躍されているケースにも時々遭遇します。そんな時は言葉にならないほど嬉しくなります。

これからもいろんな出会いを大切にしていきたいと思います。


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